(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田俊一社長)は、2009年10月14日に公表した業績予想の修正を発表した。
1.10年8月期 第2四半期累計期間業績予想の修正理由
売上高については、当初、台湾と韓国に予定されていた液晶パネルメーカーの設備投資が、中国市場需要拡大の影響で中国本土への投資に変更されたことに伴い、FPD分野の受注時期および規模が変動した。この動きに関連し、装置組立事業においては当四半期累計期間中に出荷される予定であった装置が出荷されなかった。また、各分野で不採算案件が多く、失注や見送りが多数発生した。
精密切削加工事業においてもFPD分野で受注拡大が遅れた。また、半導体分野では前期中に行なった試作品提供などの顧客拡大策が功を奏し順調に受注が拡大したものの、FPD分野の低迷を埋めるには至らなかった。
これらの要因により、当初予定の売上高を下回る見込みとなった。また、利益面についても、売上高の減少と不採算案件の増加に伴い前回予想を下回る見込みとなった。
2.10年8月期 通期業績予想の修正理由
主な営業分野であるFPD分野において市場は好転し始め、受注拡大の傾向が出始めているものの、当初想定よりも回復の時期が遅れた。なおFPD分野の低迷により余力の出ている生産力を半導体分野に充てて受注拡大を行なっているものの、当期第2四半期までのFPD分野の低迷を埋めるには至らない見通し。また、太陽電池分野でも試作品の受注が想定以上に続いているほか、化合物系と結晶系の顧客に量産化の動きが出ているものの、受注拡大時期に不透明さがあり受注見込みに織り込みづらい状況としている。
これらの要因により、売上高および利益共に前回予想を下回る見込みとなった。
◇2010年8月期 第2四半期累計期間個別業績予想数値の修正
(09年9月1日~10年2月28日)
【売上高】
前回発表予想:6億円
今回修正予想:4億2,800万円
増減額:-1億7,200万円
【営業利益】
前回発表予想:-1億1,000万円
今回修正予想:-1億6,400万円
増減額:-5,400万円
【経常利益】
前回発表予想:-1億2,000万円
今回修正予想:-2億1,400万円
増減額:9,400万円
【当期純利益】
前回発表予想:-1億2,000万円
今回修正予想:-1億9,300万円
増減額:7,300万円
◇2010年8月期 通期個別業績予想数値の修正
(09年9月1日~10年8月31日)
【売上高】
前回発表予想:16億4,000万円
今回修正予想:10億9,000万円
増減額:-5億5,000万円
【営業利益】
前回発表予想:8,600万円
今回修正予想:-2億円
増減額:-2億8,600万円
【経常利益】
前回発表予想:5,000万円
今回修正予想:-2億7,000万円
増減額:-3億2,000万円
【当期純利益】
前回発表予想:5,000万円
今回修正予想:-2億5,000万円
増減額:-3億円
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