(株)ベスト電器(本社:福岡市博多区、小野浩司社長)は4月14日、2010年2月期 決算(連結)と特別損失の計上を発表した。
1.2010年2月期 決算(連結)
当連結会計年度の売上高は前年同期比7.1%減の3,456億1,900万円、経常損失は56億9,800万円(前年同期経常損失9億3,700万円)、当期純損失は374億4,800万円(前年同期当期純損失30億1,000万円)となった。
全国展開によるコストの肥大化と100%子会社である(株)さくらやの業績改善が軌道に乗らず、3期連続の赤字決算となった。
店舗の推移については、New伊都店(前原市)、メガアウトレットベスト博多南店(福岡市博多区)、ゆめシティ下関本店(下関市)他を出店し、直営店33店(うち海外3店)、フランチャイズ店10店(うち海外4店)、計43店を出店した。一方、非効率店舗として直営店51店、フランチャイズ店10店(うち海外3店)、計61店を閉鎖した。その結果、当連結会計年度末現在の店舗数は546店で、持分法適用会社に変更した倍適得電器股份有限公司の10店を直営店からフランチャイズ店に移行したため、直営店249店(うち海外31店)、フランチャイズ店297店(うち海外11店)となった。
2.特別損失の計上
店舗および賃貸用資産の資産などの帳簿価額を減額し減損損失として、業績が悪化したさくらや、(株)ベストクレジットサービス、BEST DENKI(SINGAPORE)PTE.LTD.などの連結子会社株式の評価減を関係会社株式評価損として、また、さくらやなどの連結子会社に対する債権に係る貸倒引当金を関係会社貸倒引当金繰入額として、特別損失に計上する。
なお、個別の数値には、第3四半期(2009年9月1日~11月30日)に特別損失に計上した事業構造改善引当金繰入額から、当本決算の確定したものについて関係会社株式評価損に26億7,100万円、関係会社貸倒引当金繰入額に59億1,000万円振り替えた額が含まれている。
◇第4四半期(09年12月1日~10年2月28日)に計上する特別損失の内訳
[減損損失]
連結:74億6,200万円
個別:71億7,900万円
[関係会社株式評価損]
連結:―
個別:53億9,500万円
[関係会社貸倒引当金繰入額]
連結:―
個別:63億5,900万円
▼関連リンク
⇒ベスト電器
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら