ビジネスワン・ファシリティーズは、クロスコミュニティの株式を取得し子会社化した。これによりグループでの管理個数は1万戸を超えたと見られ、地場企業としてはトップクラスの業容に拡大している。ところが、関係者は「知っているだけで今年に入り5~6棟の物件が他社に流出している」と指摘する。
「上場企業系列とはいえ親会社はまったくの異業種で管理業界は素人。業務がスムーズにながれていない」(同関係者)。
買収したクロスコミュニティ社長の西田氏をそのまま代表に据えたのも「管理スキルをあげるため」との指摘がある。確かに西田氏のフロントマンとしての能力は丸美時代から知られており、買収前からアドバイスを送っていたことが確認されている。
上場企業グループとしてふさわしいサービスに転換できるか、西田氏の手腕が問われる。
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