14日早朝、福岡市中央区の福岡城跡にある「名島門」の一部で火災が起きた。放火と見られている。 名島門は、天正年間に小早川隆景が現在の東区名島に築城したときの脇門とされる。黒田藩の時代は重臣の邸門、明治期には「玄洋社」の初代社長・平岡浩太郎(のち代議士)氏の自宅門となっていた。戦後になって現在の場所に移築された。
福岡市内では貴重な武家屋敷門で、市指定の有形文化財である。 福岡の歴史を物語る貴重な建造物への放火という愚行に批判の声があがっている。
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