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勝敗のカギは浮動票~朝倉市長選挙、明日18日に投・開票
政治
2010年4月17日 16:50

 無所属の新人3人の争いとなった朝倉市長選挙は、明日18日に投・開票が行なわれる。立候補しているのは、届け出順に元朝倉市議会議員の実藤輝夫氏(62)、元朝倉副市長の井上隆昭氏(63)、元福岡県議会議員の森田俊介氏(57)である。


 地元関係者の話によると「当初、塚本前市長の流れを汲む井上氏が有力視されていたが、実藤氏、森田氏も追い上げ、混戦となる気配だ」という。転機となったのは、4月7日に行なわれた「2010みらい朝倉討論会」。各候補者の市政における現状認識、政策やビジョンの違いが、傍聴した有権者から口伝えに広まっている。


 井上氏は、農水省退職後、旧甘木市収入役を経て、昨年まで朝倉副市長を務めた。長く市政に携わってきた経歴から、2006年3月1日の合併により生じた市中心部と遠隔部の格差、衰退したままの甘木商店街、悪化する財政状況といった、これまでの市政に対する不満や批判を被るかたちとなっている。さらにはトレンドである"脱官僚"ムードも逆風に。前市長から引き継いだ支持層でどれだけの票を確保できるかがポイント。掲げる政策のなかで、小石原川ダム建設の実現への全力投入を強調している。


 森田氏は、父である元衆議院議員の欽二氏(故人)の地盤を継ぐとともに自民、公明両党の応援を受ける。市議を2期、県議を5期務めた経験・実績がどう評価されるかが注目される。強調する主な政策は少子高齢化対策。就学前の子どもの医療費を10年度から無料。11年度からは小学6年生までの医療費を助成するとしている。


 以上の2候補とは違い、確たる支持基盤を持たないのが実藤氏だ。同氏は1979年に旧甘木市議に初当選。今年1月まで朝倉市議を務めた。学生時代より培ってきたスピーチ力を発揮し、「市長給料の3割削減、退職金の廃止」「合併で生じた地域格差の是正のための『地域振興課』の設置」などを訴え、他陣営の支持勢力を切り崩すかたちで追い上げている。


 それぞれの支持基盤が明らかになり、実力伯仲となっている今、"浮動票"が勝敗を決す可能性は高い。朝倉市長を決めるのは、朝倉市民ひとりひとりの自由意思で投じられた票となるだろう。なお、投票は18日の7時から20時まで。開票は、同日21時30分から、サンライズ杷木(原鶴地域振興センター)で行なわれる。

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