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特別取材

味岡グループVS坡平産業 逆風下の生コンクリート業界を牽引する九州の雄(1)
特別取材
2010年4月19日 08:00

 ピーク時の51%減の出荷量にまで落ち込んでいる我が国の生コンクリート業界。そのなかにあって、健闘する熊本県球磨郡の味岡グループ(味岡(株)・味岡生コンクリートグループほか)と福岡県飯塚市の(株)坡平産業。九州地方で業界をリードする両社の強さを検証する。

味岡グループ (味岡(株)・味岡生コンクリートグループほか)
代表者:味岡 和國
所在地:熊本県球磨郡あさぎり町免田西3278
設 立:1991年2月
資本金:2,000万円(味岡(株))
業 種:生コンクリート製造・販売、建築・土木資材販売など


<九州地方生コン業界のリーダー格>

 我が国の生コン業界市況は、ピーク時(1991年3月期)の1億9,799万m3を出荷したときと比較して、09年3月期には51%にまで減少。10年3月期はさらに悪化し、8,000万m3台にまで下落する公算が高い。今後も躍進する機運が見えてこない。
 そのようななか、業界再編に奮闘する熊本県球磨郡に拠点を構える味岡生コンクリートグループの味岡和國代表は、地元熊本県の業界だけでなく、九州地方そして広島県、滋賀県に工場を有し各地区で業界をリードしている。
 味岡グループは、味岡(株)・味岡リース(株)およびほか5社に味岡生コンクリートグループ12社23工場で形成されている年商80億円のグループである。建設業をルーツとする同グループであるが、看板はやはり生コン製造・販売である。

(つづく)

【河原 清明】


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