<古鎮 七宝>
視察の最後に訪れたのが、「古鎮 七宝」。上海中心地から車で40分ほどの距離にある水郷で、ここには明・清時代の古い街並みが再現されている。「いかにも中国」といった重厚なつくりの建物や、河を行き交う舟の様子が趣き深い。飲食店なども充実しているため、観光客はもちろん、地元の人がちょっと遊びに来るような場所としても人気を集めている。
ここではとにかく、人通りの多さに驚いた。道の両側には土産品店、雑貨店、飲食店などがずらりと並び、その間を歩く人、人、人...。訪れたのが日曜日の昼間ということもあって通りは大変賑わっており、まっすぐに歩けないほどだ。まるでお祭りのような雰囲気だった。
河にかかる橋のうえからは情緒ある風景を楽しめる。中国の昔ながらの美しさを肌で感じることができた。
写真は、上海万国博覧会のマスコットキャラクター「海宝くん」。ここ七宝を含め、上海市内のいたるところでこのマスコットや看板が見られた。
これまで、上海市内の街並みの様子や見どころなどを、写真とともにお伝えしてきた。簡単ではあったが、現状や雰囲気などを少しでも感じとっていただけたならば幸いである。
5月1日から開催される上海万国博覧会を目前に控え、ますます注目を集めている中国・上海。今後はどのような変化をしていくのか楽しみだ。
【重松 斐美】
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