北九州市門司区の観光名所・門司港レトロ地区で門司港ホテルなどを所有する第三セクターの門司港開発(株)が私的整理の一種である事業再生ADRを活用し、経営再建を進めることが判明した。事業再生実務家協会が今回のADRの調整役となり、今年3月下旬に同社と銀行団などの間で事業再生計画が成立していた。
今後、同社は金融機関から約定返済の減免を受けるほか、ホテルと商業施設の土地を保有する北九州市から土地賃借料の減額の措置を受ける。
同社は95年12月設立されたが、同ホテルは老朽化などの影響で利用客が伸び悩んでいる。
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