22日、国土交通省 九州地方整備局は(株)吉永産業(本社:熊本市、代表者:吉永隆夫)に対し、監督処分を行なったと発表した。
2008年12月11日、同社が元請として工事に携わっていた熊本県天草市発注の佐伊津地区集落排水処理施設・処理水再利用施設土木建築工事において一次下請の作業員が作業床開口部から墜落し負傷した事故が発生した。
この件で、危険を防止するための必要な措置を講じなかったとして09年11月10日、天草簡易裁判所から労働安全衛生法違反により、同社および同社社員がそれぞれ罰金20万円の略式命令を受け、刑が確定したことにより建設業法に基づく監督処分となった。
処分内容は、今回の違反行為の内容および処分内容について役員および職員に対し速やかに周知徹底し、建設業法および関係法令の研修を継続的に行なうこと、安全管理体制の調査点検、整備・強化を行なうことなどとした。またこれらの措置を文書で提出するよう指示した。
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吉永産業 指名停止
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