23日、経済産業省は「技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(通称LIBTEC)」の設立を発表した。また同日、総会・設立披露会が行なわれた。
同センターは、電気自動車のキーテクノロジーとなるリチウムイオン電池の開発拠点として発足した。共通的に評価できる基盤技術の確立を行ない、各材料メーカーと電池メーカーとの摺り合わせ期間を短縮し、高性能蓄電池・材料開発の効率を抜本的に向上・加速化させることを事業目的としている。さらに、電池設計の視点から、材料に求められる要件・組合せにおけるシミュレーション技術を蓄積し、次世代蓄電池の早期開発を促進するとしている。
所在地は、大阪府池田市の「(独)産業技術総合研究所 関西センター」内。リチウムイオン電池の発明者である吉野彰氏(旭化成(株)吉野研究室室長・旭化成フェロー)が理事長を務め、2010年度の予算額は3.6億円となっている。
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