25日、投・開票が行なわれた宗像市長選挙において、無所属で民主、自民、公明、社民、国民新推薦の現職、谷井博美氏が20,830票を獲得し、次点の森田卓也氏(8,259票)に12,571票の大差をつけ再選を果たした。
1期目が無投票での当選だった谷井氏は、事実上今回が初の選挙戦。勝利を決め、あいさつの壇上に立った谷井氏は「皆さまの期待に応え、マニフェストは必ず実行します」と語った。
新市政ついては「見た目は派手でも、市民にツケを回すような施策は行なわない」とし、財政基盤の確立を第一に掲げた。宗像市の財政収入は、住民税と固定資産税がメイン。選挙戦の争点となった少子高齢化対策や若年世代の定住化など、今後の課題は少なくはない。だが、その一方で、行政事業の一部を市民が行なう地域コミュニティ活動や4・3・2制の中高一貫教育など、全国から注目を集めている施策もある。そうした1期目の実績が評価され、その実行力を期待される選挙結果となったと見られる。谷井新市長の政治理念は「元気な市民と元気なまちづくり」。市民協働による"安心・安全のまちづくり"を「次の4年で仕上げる」と強調した。2期目は、その真価が問われる。
なお、宗像市選挙管理委員会の発表では、25日当日の有権者総数75,834に対し、投票者数32,115、投票率は42.35%であった。2003年4月27日に行なわれた同市長選挙の投票率41.88%から微増する結果となった。
<開票結果>
谷井博美 無現 20,830 当選
森田卓也 無新 8,259
村田維信 無新 2,638
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