(株)キューエコ(堀内電気グループ)が手掛ける太陽光発電システムの需要が急拡大している。背景には制度の変化などがあげられる。09年1月に家庭用太陽光発電装置への補助金が復活。また09年11月から電力の買取価格がそれまでの1キロワットあたり24円から48円と2倍になった。これは太陽光発電によって作られた電力うち余った電力(余剰電力)を電力会社に売却できる制度。これが従来の2倍になった。このため急速に需要が拡大し多くのメーカーの生産が追いついていない。業界関係者によると数カ月待たされている消費者が後をたたないようだ。
こうした中、キューエコは世界5位(09年実績)のメーカー・インリーソーラー社のモジュールを使用したYingli/BIJ太陽光発電システム(※1)の取り扱いを開始。Yingli/BIJ正規一次代理店(西日本地区)となった。インリーソーラー社は太陽電池モジュール事業で12年以上の実績を有し、09年8月に日本に初上陸した。㈱キューエコが熊本県荒尾市の「宗教法人浄土真宗天福山光徳寺」に7.35kwシステム(南向き)を設置した。当初予測では発電量1195kwであったのに対し2010年1月16日から62日間のデータを算出したところ14.3%多い1395kwという優れたデータが確認されている。
設置例4キロワットのシステムを見てみると設置料250万円補助金が28万円。年間20万円分発電すると12年で償却できる(設置条件により異なる)。Yingli/BIJはインリー社の商品在庫を福岡倉庫に確保しておりすぐに着工でき、保証期間は10年間となっている。
■企業データ
社名:株式会社キューエコ http://www.horiuchi-e.co.jp/
代 表:堀内重夫
所在地:(本社)福岡市南区横手2-16-3、(大野城営業所)大野城市大城3-6-25
電 話:092-503-3158
設 立:1997年4月
資本金:2,000万円
(※1)Yingli/BIJ:株式会社BIJによりYingli Green Energy Holding Co.,Ltdのモジュールを採用した太陽光発電システムの名称。BIJはインターアクション(証券コード:7725)の子会社。下図はインターアクション社の直近株価推移。
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