26日、(株)富士ピー・エス(本社:福岡市中央区、長尾徳博社長)は、2月10日に公表した2010年3月期の業績予想(個別)の修正を発表した。
営業利益、経常利益の上方修正については、売上高の増加に加え、選別受注の徹底、工事施工の効率化、原価管理の徹底などを一層進めたことにより工事の採算性が改善したことや、販売費および一般管理費の削減効果などにより、営業利益、経常利益ともに前回発表予想値を大幅に上回る見通しとなった。
同社は、2004年10月15日にプレストレスト・コンクリート橋梁工事について公正取引委員会から独占禁止法違反による排除勧告を受けた。現在、これを不応諾として審判中であり、同委員会から審決案が送達されたものの、この審決案に対し異議申立を行なっている。
しかし、主張が受け入れられない場合を想定し、本件について予想される損失額を引当金(6億2,700万円)として引き当て、10年3月期の特別損失として計上し当期純利益の見通しについては下方修正するとしている。
◇10年3月期 通期個別業績予想数値の修正
(09年4月1日~10年3月31日)
【売上高】
前回発表予想:230億円
今回修正予想:233億6,000万円
増減額:3億6,000万円
【営業利益】
前回発表予想:6億円
今回修正予想:10億9,500万円
増減額:4億9,500万円
【経常利益】
前回発表予想:5億3,000万円
今回修正予想:10億3,500万円
増減額:5億500万円
【当期純利益】
前回発表予想:5億8,000万円
今回修正予想:4億6,000万円
増減額:▲1億2,000万円
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