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上海最先端レポート

上海万博・リハーサルの改善効果(上)~日本人が知らない中国事情(9)
上海最先端レポート
2010年4月30日 14:38
劉 剛

 21日夜、NHKのテレビ番組で上海万博・リハーサル初日の様子が報道されました。そのなかで、あまりにも混雑し無秩序になっている会場の様子を度々目にしました。上海万博へ行く予定がある人に、一抹の不安を感じさせたのではないでしょうか。
 2010年4月20日から26日まで、上海市政府は万博開幕前のリハーサルを実施し、上海市民をはじめ全国各地から計100万人の観光客が来場しました。上海政府にとって、大規模な国際行事は未経験です。だからこそ、問題の発見と改善を目的に1週間をかけてリハーサルを実施したのです。
 その結果、来場者の不安を解消し満足度をアップするため、運営側は、リハーサルで発覚した問題に対し、真摯な姿勢で改善や解決策を打ち出しています。以下、その改善の進捗状況を報告します。

1.入場口
 セーフティー・チェックを実施。リハーサル初日、一人あたりの所要平均時間が45秒だったが、5日目で10秒までに短縮された。また、通過効率を上げるため、荷物がない来場者専用の通路を設けた。
 運営側が市内の各種マスメディアを通じ、各時間帯における各出入口の状況を発信。来場者に状況を伝えることで、できるだけ人の流れを調整し、ラッシュを軽減する。
 強い日差しや雨から、行列待ちの来場者を守る設備が新たに設けられた。待つ間には、ボランティアにより万博会場の地図が配られる。時間の有効利用とともに秩序の維持を図る。

2.会場案内
 来場者が園内で迷うことを考慮し、主要な交差点に標識や矢印を増設。身近な出口や駐車場を表示する。
 各出入口や広場中央に設立される電子掲示板から各パビリオンの開閉や入場時間が映し出される。
 会場ガイドを担当するボランティア(緑と白の制服を着用)は案内を実践するなかで即戦力になった。リハーサル初日には「自分も分からない」と答えていたが、後日には「何でも分かる」状態へと成長した。また、飲食店のウェトレスなども会場の案内ができるように研鑽している。

3.行列対策
 数多くの来場者が押し寄せるパビリオンにおける、秩序維持のためのガード・レールと誘導員をさらに充実させる。
 退屈な待ち時間を少しでも短く感じるように、列のなかに数十メートル間隔でカウントダウン看板を設置。入場までの所要時間を伝える。
 各パビリオンも独自の工夫を凝らす。日本館の入口近くでは、スタッフが「20分間に550人が入れる」と案内する。また、列が長引いた場合は、館内最下層にある室内広場に誘導する。一方、サウジアラビア館の前では、民族舞踊や歌が披露されるという。

(つづく)

劉剛氏【劉 剛(りゅう ごう)氏 略歴】
1973年12月生まれ。中国上海出身。上海の大学を経て、96年に地元の人材派遣会社に入社。10年3月より福岡に常駐。趣味は読書。


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