30日、福岡県は、福岡市と共同で設置している「福岡空港調査委員会」事務局において、県職員の公金横領が発覚したことを公表した。同委員会は、福岡県と福岡市が共同で設置している任意団体で、その経費は県・市が共同で負担。事務局も県・市の職員で構成されている。
公金を横領したのは、福岡県職員の星野泰弘・事務主査(43)。2007年5月から10年3月の間に同委員会の事務費の一部を事務用品の購入といった名目で引き出し、自己の預金口座に振り込んだという。その累計額は約1,273万円にのぼる。10年4月の人事異動に伴う事務引継の際、帳簿と領収書などの証拠書類の間に金額のズレがあることから明るみになった。27日から、県は本人に対する事情聴取を行なっていた。30日午前中、本人が総務部人事課に出頭。同日、県は福岡県警本部に通報した。
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