住宅購入者における共通した特徴として、画一的なものを敬遠する傾向と、ライフスタイルを重視した自由な設計を望むケースが多いことがあげられる。また、素材にもこだわり、天然木や自然素材を好む人が多く、その要望に的確に応える術がないと住宅業界での生き残りは困難だ。顧客の一人ひとりが多くの情報を得ることが可能となっており、納得する『家』づくりを希望するケースは益々増える。仕事において妥協しない地元住宅会社が脚光を浴びることとなる。
こうしたことから、建売が多い住宅団地や、自由な設計の幅が少なく増改築が簡単にでなきいプレハブ住宅などが敬遠される傾向にあり、建てた後でも増改築が比較的楽な在来工法による住宅に人気が集まっているようだ。さらに、木の住宅であってもメンテナンス次第では50年・100年以上の寿命が十分可能であることや、自然素材を生かした家の良さが浸透したことから、素材や造りにこだわった住宅に注目が集まり、人気となっているのである。
企業側にとっては、地元に密着し、顧客と向き合い、要望を聞き取り、それを実現していくという手間ひまがかかるが、企業の姿勢により克服が可能だ。大手に比べて地元企業のほうが「親身になって相談に乗ってくれる」ということに繋がるのは言うまでもない。
【石崎】
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