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混迷!福岡市長選(上) 新党の影響は?
政治
2010年4月14日 08:35

 今秋に予定される福岡市長選挙だが、立候補予定者の名前が次々と浮かんでは消えている。新党ラッシュも相まって、選挙戦の構図にも変化の兆しが見え始めた。夏の参院選を前に、混迷の度を深める福岡市長選を巡る動きを追った。

 今月9日、自民党福岡県連の総務会長を務めていた佐藤正夫県議が離党した。参院選福岡選挙区において「みんなの党」公認での出馬を目指しているという。佐藤氏はきょう14日、同党の渡辺喜美代表とともに福岡県庁で出馬表明の記者会見を行うが、「みんなの党」の動きは、福岡市長選へも微妙な影響を与えそうだ。

 「みんなの党」の支持率は都市圏を中心にうなぎ昇りで、公明党や共産党の支持者をも上回っている。民主党にも自民党にも期待できないとする有権者の受け皿になっているのだ。前回衆院選では、九州ブロックでも約27万票を獲得しており、現在の支持率から計算すると、九州だけで60万票以上を獲得するとの見方もある。
 当然、参院選直後の福岡市長選においても「みんなの党」を無視することはできなくなる。同党を味方につけるのは誰か、早くもその名前が囁かれている。前出の佐藤氏に近い人間との見方もあるが、名指しされた本人は現在のところこれを否定。いずれにしても「みんなの党」が参院選及び福岡市長選で大きな存在となるのは確実な情勢だ。

 2期目を目指す吉田宏市長の動きはどうだろう。今月、吉田市長は東京で政治資金パーティを開催。再選に向けて動きを加速させる。民主党市議団の一部が強硬に吉田推薦を主張しているが、民主県連内にはマニフェストの検証もできないまま不用意に推薦を決めることを疑問視する向きもあるという。
 事実、民主党の県議及び国会議員の多くは、吉田市長の推薦について消極的だ。人工島事業推進や、こども病院の同島移転は明らかに公約違反であり、留守家庭子ども会の無料化や小・中学校の校庭芝生化などマニフェストに記された目玉施策はどれも実現していない。さらに、積極的な情報発信を行わない市長だけに、市民の市政への評価も低い。それどころか福岡市長の名前を知らない市民が少なくないという。「福岡市長は山崎さん」と答える市民もいるほどだ。「山崎さん」とは、4年前の市長選で吉田現市長に敗れた山崎広太郎前市長のことである。それほど吉田市長の影は薄い。強力な対抗馬が出てきた場合、「勝てない」(民主関係者)と見るほうが自然な状況となっている。

 自民、公明を含むその他の動きも追ってみた。

(つづく)

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