今月20日、吉田宏福岡市長は、定例会見で記者団と次のようなのやりとりを行った。
記者 市長,先ほど参院選の話が出ましたので伺いますが、2か月少しで福岡選挙区はかなり乱立していますが、衆院選のときも伺いましたが、市長はどなたか特定の政党なり候補者を応援するお考えというのはありますでしょうか。
市長 私がマイクを持ってどなたかの候補にということはないと思います。
記者 その理由はどういうことなのですか。
市長 衆議院選挙それから前回の参議院選挙でも申し上げておりますが、いま行政の首長としてやっておりますので、特定の候補を選挙戦においてマイクを持って応援するということは、これまでもしておりませんし、今回もする予定はありません。
昨年の総選挙に続いて、今夏の参院選においても民主党の候補者を応援しないということだ。民主党推薦で初当選を果たした市長が、低支持率にあえぐ鳩山政権と民主党に三くだり半を突きつけた形。
県政界関係者は、次のように語る。「吉田さんは参院選で民主党が勝てば、推薦願いを出すのだろう。しかし、負ければ『市民党』を名乗るつもり。いずれにしろ民主党の候補者を応援することはない。したたかな人だ」。
市長選挙に向けて様々な動きが顕在化する中、吉田市長は民主党に見切りをつけたようだ。
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