西日本鉄道(株)(本社:福岡市中央区、竹島和幸社長)は4月30日、2010年3月期 決算(連結)を発表した。
当連結会計年度の営業収益は前年比9.1%減の3,138億5,300万円、経常利益は同比25.8%減の68億1,700万円、当期純利益は同比178.9%増の28億7,300万円となった。
1.運輸業
バス事業で景気低迷の影響や高速道路の休日特別割引の影響に加え、昨年9月末のバスカードの発売終了に伴い、主として移行したIC乗車券との収益計上方法の差による減収などがあったことや、貨物運送業で取扱高が減少したことなどにより、営業収益は前年比6.9%減の921億7,500万円、営業利益は同年比39.5%減の11億8,500万円となった。
なお、旅客人員は鉄道事業で2.4%減(前年比)、バス事業(乗合)で6.8%減(前年比)となった。
2.流通業
ストア業において商品単価の下落などによる売上高の減少や(株)スピナの事業区分の変更、その他流通業での軽油販売価格の下落などにより、営業収益は前年比13.1%減の882億100万円、営業利益は同比11.2%減の12億8,500万円となった。
3.不動産業
不動産賃貸業で、ホテル業(ビジネスホテル)を直営にしたことにより、同事業からの賃貸収入が減少した一方で、スピナの区分変更に伴う増収や、不動産分譲業での販売戸数の増加などにより、営業収益は前年比14.3%増の503億8,000万円、営業利益は同比5.8%増の81億8,000万円)となった。
4.レジャー・サービス業
利用運送事業(国際物流事業)における取扱高の減少、ホテル業や旅行業などでの景気低迷の影響などにより、営業収益は前年比15.4%減の840億9,600万円、営業損益は10億800万円の営業損失となった。
5.その他の事業
自動車製造業、建設関連の事業などでの受注減などにより、営業収益は前年比19.9%減の410億2,700万円、営業損益は13億4,600万円の営業損失となった。
▼関連リンク
⇒にしてつグループホームページ
※記事へのご意見はこちら