ロイヤルホールディングス(株)(本社:福岡市博多区、菊地唯夫社長)は4月30日、発表した。
当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比減の4.3%263億8,200万円、経常利益は2億2,300万円(前年同期経常損失3,600万円)、四半期純利益は2億6,300万円(前年同期四半期純損失4億1,900万円)となった。
売上高は減少したものの、各種経営・営業施策により収益力が改善したことから、増益となったとしている。
また特別損益として、受取補償金1億2,100万円、固定資産除売却損9,200万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額2,700万円などを計上し、法人税等3,000万円および少数株主損失6,600万円を計上している。
1.外食事業
主力である「ロイヤルホスト」においてリーズナブルな価格帯の商品を導入したことや、前期に引き続き客席部分の完全分煙化、外観視認性や居住性の向上といった次世代モデルへの改装を実施したことなどにより、首都圏を中心に各種業態で来客動向は持ち直しつつあるものの、地方都市店舗の回復の遅れや前期における不採算店舗閉鎖の影響などにより、売上高は前年同期比7.4%減の209億3,600万円となった。
損益面についてはこの数年にM&Aを行ない子会社化した事業会社を中心に、店舗オペレーションの効率化、グループシナジーの強化、経費管理の徹底などの改善施策を実施した結果収益力が向上し、営業利益は同比396.2%増の2億1,600万円となった。
2.食品事業
長引く個人消費の低迷により受注が伸び悩み、売上高は前年同期比10.8%減の7億700万円、営業利益は同比71.0%減の2,400万円となった。
3.機内食事業
国内線への搭載は依然として低調に推移しているものの、アジア方面路線を中心とした国際線への搭載が堅調に推移したため、売上高は前年同期比4.0%増の15億3,000万円、営業利益は同比24.0%増の2億4,100万円となった。
4.ホテル事業
予約販売方法の拡充や法人向け営業の強化などの営業施策を実施したことや、既存ホテルの客室稼働率が回復基調であることに加え、前期に開業した青森、秋田、成田、鹿児島の4ホテルも概ね計画通りに進捗していることから、売上高は前年同期比19.0%増の32億700万円、営業利益は5,400万円(前年同期営業損失1億7,100万円)となった。
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