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上海最先端レポート

知らなきゃ損する、上海万博見学のコツ~日本人が知らない中国事情(11)
上海最先端レポート
2010年5月 3日 08:00
劉 剛

 上海万博では、5月1日の開幕から、ほとんどのパビリオンが午前9時から午後10時までの公開となります。万博を見学するうえで一番重要なことは、やはり"自分の時間や体力に基づいた遊覧コース"を事前に計画しておくことです。

 リハーサルを踏まえると、日本、サウジアラビア、スペインなどの人気パビリオンでは、3時間以上の待ち時間が予想されます。この3カ所を回れば、待ち時間だけで10時間を費やすことになります。もちろん、館内の見学や食事の時間を含んでいません。時間の浪費と体力の無駄になり、もったいないと思います。

 時間をいかに有効利用して、より気軽により多くの場所を楽しめるよう、筆者がお勧めコースを考えました。ご参考になれれば幸いです。

 まず、入口を選定しました。万博会場には全部で13の出入口があります。『浦東』に陸上出入口が6カ所、水上出入口が3カ所。『浦西』に陸上出入口が3カ所、水上出入口が1カ所です。リハーサルでは、水上入口や人気パビリオンから少々遠い入口のほうが空いており、これらの入口からは、迅速に会場へ入れるでしょう。

 出入口では、セーフティー・チェックが行なわれます。速やかに通すため、できれば荷物を減らし、事前に携帯電話、硬貨や鍵など金属性のモノをバッグに入れておきます。ちなみに、ペットボトル飲料については、開封して少し飲んでおけば、持ち込むことができます。

 では、筆者が考えた"最も待たない"コースを紹介します。前提として、特定のパビリオン以外は外観だけを観賞します。パビリオンの建物自身も各国を象徴する傑作ですから。また、会場各地に点在する彫刻と塑像を逃さないようにします。川を渡るフェリーに乗れば、独特な角度から万博を味わえます。

 特にお勧めしたいのは『浦西会場』です。ここは主に企業館(日本産業館もここ)や、万博博物館、ベストシティ実践区の展示があります。ここにはハイテクノロジーと貴重な文化財が満載しています。しかも、リハーサルの統計では、来場者の流れも少なく、見るのも食事するのもゆっくりできます。ほとんどの人々は『浦東の各国家館』に集中すると見られています。

 もし、一日丸々見学して疲れるのが心配であれば、正午以降の入場がお勧めです。『ドイツ国家館』をはじめ、人気パビリオンでも午後から待つ時間がだんだん短くなっています。昼間では3時間の待ち時間ですが、17時半以降は40分以内になっています。また、日が暮れると、会場内の噴水やライトアップが演出する魅力的な万博の夜景を楽しめます。


劉剛氏【劉 剛(りゅう ごう)氏 略歴】
1973年12月生まれ。中国上海出身。上海の大学を経て、96年に地元の人材派遣会社に入社。10年3月より福岡に常駐。趣味は読書。


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