3日、福岡市で「第49回 博多どんたく港まつり」(以下、どんたく)が開催された。国内外から200万超の観客を集める見通しであり、全国的にもゴールデンウィーク中で最大級のお祭りと言われる福岡の伝統行事である。
そのメイン行事は、「どんたく広場」(呉服町から天神までの明治通り)1,270mを練り歩くパレード。約210団体(参加人数約2万人)の『どんたく隊』がパフォーマンスを披露した。通り沿いには開始1時間前から多くの観客が詰めかけ、盛大な拍手を送った。
パレードの冒頭で目玉となったのは、福岡市名誉市民でプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長。吉田宏福岡市長に続いて、人力車に乗って登場。多くの観客からの呼びかけに対し、笑顔で手を振って応えていた。
このほか、福岡市内に33の演舞台が設置され、それぞれの会場でさまざまなパフォーマンスが繰り広げられた。そのなかでも印象的だったのが「上川端どんたく本舞台」である。同舞台は、上川端商店街の3月1日の火災で焼失した跡地に設置された。一日も早い復興へ向け、町をあげて取り組む姿勢がうかがえた。
どんたくは4日も行なわれ、18時30分から始まる一般参加可能の「総踊り」でフィナーレを迎える。なお、例年、雨に見舞われることが多いどんたくだが、今年は至って快晴。アスファルトの照り返しで、「どんたく広場」は30度を超える熱気に包まれたほどだった。福岡管区気象台の発表によると、4日の福岡市は晴天、最高気温は27度と予報されている。観に行くときは暑さ対策を忘れずに。
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