4月7日に破産手続開始決定を受けた金融先物取引業者のアイフォレックス(株)。破産の原因は経営の杜撰さによるものだった。
同社は、2009年12月、福岡財務支局から、区分管理の徹底や区分管理不足解消に向けた方策の策定、実行などを求める業務改善命令を受けていた。しかしながら、改善命令に従わず、さらには今年1月末に、区分管理をしていた顧客保証金等の一部について、代表者が別口座への送金を指示するなどの不正行為が発覚した。
同支局は「信託銀行等との間で信託契約を締結しておらず、金銭信託による顧客保証金等の管理が行なえない状況にある」と判断。それにより、2月1日付で同社に対し、金融商品取引業登録の取消と代表取締役の解任を命じていた。
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