28日、福岡労働局は、2010年4月分の雇用失業情勢を発表した。同発表によると、同月分の有効求人倍率は0.44倍で、前月を0.01ポイント上回る4カ月連続の上昇となった。同局は、「現下の雇用失業情勢は、持ち直しの動きがみられるものの、依然として厳しい状況が続いている」としている。
地域別の有効求人倍率は、北九州地域が0.45倍(前月差0.03減)、続いて福岡地域0.40倍(同0.06減)、筑豊地域0.38倍(同0.03減)、筑後地域0.34倍(同0.04減)であった。全国における有効求人倍率は0.01ポイント下回る0.48倍であり、福岡の就職状況は全国のなかでもさらに厳しい部類にある。ちなみに、福岡県における正社員の有効求人倍率は、前月を0.02ポイント下回る0.23倍。正規雇用の情勢も依然として厳しいままだ。
同日の総務省の発表によると、全国における4月の完全失業率は5.1%。前月から0.1ポイント上昇し、2カ月連続で悪化した。
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