3日から始まった「第49回 博多どんたく港まつり」は、4日もたいへんな盛り上がりを見せた。二日目のパレードには、ディズニー・リゾートのどんたく隊が参加。待望の人気キャラクターの登場に、子供も大人も関係なく、多くの観客から歓声が上がった。
フィナーレを飾ったのは、一般参加が可能な「総踊り」である。踊りへの参加者へ配られた、しゃもじを手に皆で踊って大団円を迎えた。神奈川県から友人と訪れた50代の主婦は「普段、ダンス教室に通っているから見ていてウズウズしていました。最後は踊れて大満足です。来年は、みんなでパレードに参加しようかしら」と、汗を拭いながら取材に応えた。「どんたく」の輪がまた広がるかもしれない。
少なくともこの二日間、景気の悪さを微塵も感じさせないほど、福岡は盛り上がった。先行き不透明な社会情勢のなか、閉塞感をなんとか打ち破ろうとする市民の活力を感じさせる内容だった。なお、運営サイドの発表によると、二日間の人出は225万人。来年、「どんたく」は記念すべき50回目を迎える。
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