(株)サニックス(本社:福岡市博多区、宗政伸一社長)は5月12日、2010年3月期 決算(連結)と特別損失の計上を発表した。
1.2010年3月期 決算(連結)
当連結会計年度の売上高は前年同期比2.8%減の245億3,900万円、経常利益は2億2,400万円(前連結会計年度は6億2,000万円の経常損失)、当期純損失は36億7,600万円(前連結会計年度は41億4,500万円の当期純損失)となった。
環境資源開発事業部門において、09年10月30日に連結子会社である(株)サニックスエナジーが、北海道苫小牧市に最終処分場を保有する(株)ホクハイおよび(株)C&Rの株式を取得したことにより、苫小牧発電所から排出される焼却灰処理費用の低減のみならず、同社グループ以外からの埋立処分搬入による新たな収益が確保できたとしている。
売上高については、環境資源開発事業部門では前年同期比増収となったものの景気低迷のあおりを受け、HS(ホーム・サニテーション)事業部門、ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門ともに前年同期比減収となった。
利益面については、合理化策の推進により固定費削減が進み収益性が改善した。また営業外費用として、連結子会社である(株)サニックスエナジーによる(株)ホクハイおよび(株)C&Rの買収に伴う支払手数料1億2,900万円を計上している。
なお特別損失として、環境資源開発事業部門で37億100万円を減損損失として計上している。
2.減損損失の計上
10年3月期 決算において、新たに特別損失を計上した。
<減損損失>
環境資源開発事業部門におけるプラスチック資源開発工場ならびにソフトウェア開発事業を営む連結子会社において、固定資産の将来の回収可能性を見直した結果、個別業績において17億1,800万円、連結業績において17億2,500万円を減損損失として計上した。
<関係会社株式評価損>
個別業績において2,100万円を関係会社株式評価損として計上した。
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