国土交通省はこのほど、2009年度の我が国の新設住宅着工件数調査を発表した。
09年度の着工数は、775,277戸、前年度比25.4%減。着工床面積は67,755千m2、08年度比21.5%減と、3年連続の減少となった。
住宅種別では
1.持家
○09年度の持家は286,993戸(08年度比7.6%減、3年連続の減少)
2.貸家
○21年度の貸家は311,463戸(同比30.0%減)
3.分譲住宅
○21年度の分譲住宅は163,590戸(同比40.0%減、3年連続の減少)
マンションは67,382戸(同59.1%減)
一戸建住宅は95,294戸(同10.6%減、3年連続の減少)
特にマンションの減少幅が大きい。参考までに08年度が164,623戸と07年度と比較して3.1%増加していた。一方で、一戸建ての着工数が3年連続で減少にあるが、減少幅は比較的小さい。国策である木造住宅の促進やその補助事業が活発化したことが要因であろう。マンションと一戸建ての着工数が逆転したこともその証であろう。
福岡県下では、総数28,500戸で08年度比36.6%。マンション着工が3,975戸08年度比 52.4%減。一戸建ては1,841戸08年度比 2.9%の結果でバブル期である1987年度の着工総数172万戸は驚異的な数値であるが、100万戸をショートしたという住宅着工の現実。消費社会からストック社会への変革期に突入した。
【河原 清明】
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