日本タングステン(株)(本社:福岡市博多区、吉田省三社長)は5月12日、2010年3月期 決算(連結)を発表した。
売上高は前年比15.2%減の87億500万円、経常損失は3億500万円(前年度は3億3,100万円)、当期純損失は2億8,900万円(前年度は15億5,100万円)となった。
なお前年度は、減損損失の計上や繰延税金資産の取り崩しなどがあった。
上期は主要事業である粉末冶金事業の売上が、前年比65%程度まで減少するなど厳しい状況が続いたものの、下期は自動車関連、液晶・半導体関連など全般にわたり景気対策効果などにより受注環境が好転し、売上は緩やかな回復傾向の中で推移したとしている。
損益面については、拡販強化や経費削減、役員・従業員の報酬・給与カット、一時休業の実施など収益改善に向けた施策を実施し、下期は営業損益、経常損益ともに黒字を計上したものの、上期に計上した損失を解消するには至らなかったとしている。
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