(株)南陽(本社:福岡市博多区、武内英一郎社長)は5月12日、2010年3月期 決算(連結)と特別損失の計上を発表した。
1.2010年3月期 決算(連結)
売上高は前期比29.4%減の218億9,700万円、経常利益は同比65.8%減の1億100万円、当期純利益は同比8.0%減の1億1,400万円となった。
電子部品・半導体製造装置の販売については最悪期を脱しつつあるものの、期の前半における設備投資凍結・延期の影響を受けたこと、また政府の「コンクリートから人へ」政策により、建設機械の販売が低調に推移したとしている。
また、子会社清算に伴う損失見込額を特別損失に計上したものの、保有株式の見直しに伴い投資有価証券売却益を特別利益に計上している。
2.特別損失の計上
中古建設機械などの販売を行なっていた連結子会社である(株)南陽トレーディングの解散決議に伴い、個別決算においては同社への貸付金の回収不能見込額1億7,600万円を貸倒引当金繰入額として、また同社株式5,000万円を関係会社株式評価損として合計2億2,600万円を特別損失に計上するとしている。
なお連結決算においては、事業整理損として1億2,600万円を特別損失に計上している。
今回の特別損失の計上について、4月28日付で公表した10年3月期の業績予想に変更はない。
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