鹿児島県内の市民団体が、九州電力を提訴することが明らかとなった。

　市民団体「反原発・かごしまネット」は、九州電力が計画している川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)の３号機増設について、環境影響評価のやり直しを求めて九州電力を鹿児島地裁に提訴する。明日、鹿児島県庁で記者会見を行なうとしている。

　同団体によれば、川内原発の「温排水」の問題に関して、専門家に事実関係を確認したうえで、九州電力および鹿児島県に対して、３号機の環境影響評価に重大な瑕疵あることを指摘。事実の公表と、環境影響評価のやり直しを求めてきたという。しかし、双方とも、この問題について是正しようという動きは見られないため提訴に踏み切るとしている。３号機が稼働すれば、東シナ海は広範囲に高温化し、大規模に海が破壊されることが免れないという。

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