沖縄県を代表するゼネコンの(株)沖創建設(本社:沖縄県那覇市、横田恵文社長)が、5月15日までに福岡支店を閉鎖することが判明した。
地元沖縄を中心に活動する同社だが、県外へも積極的に事業展開していた。2000年8月に福岡支店を開設以降、コムシティの買収(07年9月)やマンション開発など、福岡でも多くのプロジェクトを手掛けていた。03年11月には東京支店も開設し、事業規模は拡大。08年6月期は前年比約43億円増となる123億7,782万円の売上高を計上するなど、急成長を遂げていた。
しかし、サブプライムローン問題以降、不動産市況は急激に悪化。09年6月期の売上高は43億7,092万円まで減少していた。そのため同月に東京支店を閉鎖、そして約1年後に福岡支店の閉鎖を余儀なくされた。
現場では事務員が残務処理をしていたが、すでに事務所の荷物はまとめられていた。今回の閉鎖について、同社担当者は「規模縮小のため」とコメントしている。
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