黒崎播磨(株)(本社:北九州市八幡西区、浜本康男社長)は5月13日、2010年3月期 決算(連結)を発表した。
当連結会計年度の売上高は前期比14.0%減収の828億7,400万円、経常利益は同比3.4%減の30億2,000万円、当期純利益は39億6,700万円(前期は28億7,900万円の当期純損失)となった。
当期はセラミックファイバーなどの断熱材の製造・販売を主な事業とする新日化サーマルセラミックス(株)(現 新日本サーマルセラミックス(株))の発行済み株式の50%を取得している。
売上高については、当期の後半に粗鋼生産量の回復に伴う耐火物需要の増加があったものの、前半の落ち込みの影響が大きく減収となった。
損益については、売上高減少の影響を受けたものの原材料・調達品価格、労務費などの削減に向けた各種取り組みを継続して実施したことにより、第2四半期連結累計期間までの営業損失、経常損失が、通期において利益に転た。
また前期においては、保有する上場株式の減損処理による投資有価証券評価損計上があったのに対し、当期においては連結子会社AMR Refractarios,S.A.の工場用地の譲渡益などを計上した結果、8期ぶりの減収であったものの2期ぶりに、かつ過去最高額の当期純利益計上となったとしている。
なおこれにより余剰金の配当について、前期実績より1株当たり1円増額の3円を配当するとしている。
▼関連リンク
⇒黒崎播磨株式会社
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら