ある住宅ビルダーの幹部は「やはり我が国古来の古民家は残していくべきであろう。デザイン性に富んだ住宅も良いのだが、そのような種類の住まいばかりだと景観が味気なくなり無機質になる。街並みのバランスも非常に悪い。国策である住宅の長寿化を促進していることも手伝い、古民家を再現する技術も発達し、採用している企業も増加している。昔ながらの我が国の住まいは、後世に残していく事も住宅業界人としての使命であろう」と語る。
岐阜・飛騨の古民家が消滅の危機に瀕しているという。住まいの後継者が居ない住居が29%存在し、実際取り壊しになった建物もあったという。明治時代以前の建造物も存在する。岐阜県ではボランティアを募って古民家の手入れを行なっている。飛騨といえば世界遺産がある白川郷が存在する。
ボランティアでなく、行政が予算を組んで存続に向けて積極的に補助することも住居の長寿化及び住宅業界関連の促進にも繋がるのではないだろうか?
飛騨に限らず、古民家をリフォームのうえ再現し、残すことは、我が国の文化を後世まで継承出来て且つ業界にも有益な効果をもたらすのではないか?
【河原 清明】
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