博多綱場町9番10号付近で、5月15日に発生した火災の正確な被害状況が分かった。福岡県警博多署によると、午前11時過ぎに発生した同火災により、棟続きになっている菓子店とトンカツ・串揚げ店の店舗兼居住、布地店の計2棟が全焼した。2棟はいずれも木造2階建てである。
火災の第一発見者は、菓子店に向かって左隣の旧・立体駐車場を解体していた工事業者の作業員。菓子店から煙が立ち昇るのを視認し、消防へ通報した。また、菓子店にいた82歳の女性経営者へ状況を知らせた。消防覚知時間は午前11時21分である。その後、駆けつけた消防隊による懸命な消火活動により、午後2時8分に鎮火(消防発表)した。
火災発生時、菓子店のほかの2店舗は休業のため無人であった。菓子店も休業であり、女性経営者以外は誰もいなかったという。女性経営者も避難しており、火災による負傷者はいなかった。
博多署では、現在も出火場所、出火原因について調査中。ただし、放火の可能性はないとしている。
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