ZENNAMAは、今年度からスタートした構造改善事業の一環として「集約化ガイドブック」を作成し、各都道府県工組並びに各地区協組へ配布した。今年度から向こう5年間で1,200工場を削減する方針の初年度である。
掲載されている集約化の事例としては以下の通り。
(1)雲南協同組合(島根県)は4社による集約化
(2)栃木県西部協同組合(栃木県)は共同会社を設立した上で輸送・販売を含めた集約化
(3)LLP設立(東愛知協同組合〈愛知県〉)
(4)協業組合化(那賀協同組合〈徳島県〉)
(5)営業権の買い取りによる工場の共同廃棄(米子地区協同組合〈鳥取県〉)
40年前の需要に低迷し、今後も上昇する見込みが薄い生コン業界。5年間で1,200工場の削減で間に合うのか。今年度中に1,200削減しないと、本当に破綻に追い込まれるケースが激増するであろう。このガイドブックが各社各人、他人事にならず自身のこととして使われ、有効に活用されることを心より祈念するばかりである。
協力:生コン維新LLP事務局
【河原 清明】
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