19日、(株)マルマエ(本社:鹿児島県出水市、前田俊一社長)は、2010年4月度の月次受注残高を発表した。
精密切削加工事業については、FPD分野で第8世代装置部品の受注拡大が継続したことを主因に対前月増減率7.8%の増加となった。装置組立事業については、主だった動きはなかったもののFPD分野においてあらたな受注があったため対前月増減率2.3%の増加となった。
これらの結果、10年4月末の受注残高は対前月増減率5.0%増の2億9,572万1,000円となった。
■現在の受注環境
精密切削加工事業については、太陽電池分野において結晶系と化合物系およびシリコン薄膜系太陽電池装置で試作品の受注は継続しているものの、大型案件受注には繋がっていない。一方、FPD分野においては中国向け第8世代製造装置関連を中心に投資拡大の動きが顕著になり、受注拡大が継続している。また半導体分野においては、市場の活況により需要拡大が著しく客先からの要望に応えられない状況が続いている。現在、社内部署間の生産力融通と協力企業拡大によって受注能力を増やす対応を行なっているとしている。
装置組立事業については、不採算のため受注を見送る案件も多くあるものの、FPD分野で受注予定案件に向けて客先装置メーカー内で組立研修を行なう受注をしている。また、太陽電池分野では引き続き開発案件の引き合いが継続している。
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