新卒採用広報メディアを中心に様々なサービスを提供する(株)ディスコによると、2011年3月卒業予定の大学生(現大学4年生、修士2年生)の5月1日現在のモニター内定率は47.8%と前年同期を1.7ポイント下回り、新卒学生の就職内定状況の厳しさを物語っている。
同社がインターネットで就職活動状況調査を行なったところ、モニター2,000人を対象に5月1日~10日の期間で回答数は969人、5月1日現在のモニター内定率は47.8%となった。製造業の採用抑制で低迷していた理系学生の内定率が技術職採用復活を受けて前年を上回ったものの、文系が一層苦戦しており、全体としては前年より数値を落とした模様。エントリー社数の伸びや今後の見通しからは、学生が引き続き強い危機感をもって就職活動に臨んでいると同社は分析している。また、同社によれば、内定を得た業界で、文理とも10位以内に入っている業界は「銀行」「電子・電機」「運輸・倉庫」「水産・食品」「医薬品・医療関連・化粧品」「機械・プラントエンジニアリング」で、採用を復活した製造業が目立った。
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