昨年11月に会社更生法を申請して経営再建中の穴吹工務店に対して、ファンドやゼネコン、デベロッパーなどがスポンサーに名乗りを上げているようだが、穴吹工務店としてはグループを含めた会社の分割や、支店などの切り売りは避けたい方向で、一括での支援を模索しているようだ。
穴吹工務店のグループと各支店網などを引き受けるとなると、当然ながらスポンサーとしても限られることとなる。特にファンドなどは、価値のある資産や子会社の切り売りなどを模索することが考えられるため、候補からは外し、事業存続での支援を検討している。
こうしたことから、スポンサーの有力候補として名前が挙がっているのが大和ハウス工業で、穴吹工務店を傘下に治めることで、弱いといわれているマンション分野で大きな武器となることは間違いなく、住宅業界トップに躍り出た同社の牙城は益々堅固になりそうだ。
【山口】
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