CREグループは、(株)コマーシャル・アールイーおよび子会社17社で構成されており、その他の関係会社としてケネディクス(株)が1社ある。事業としては、倉庫・商業施設・オフィスビルを中心とした事業系(コマーシャル系)不動産のプロパティマネジメント事業(PM事業)と、これらの賃貸収益をベースとした不動産の有効活用・不動産投資・不動産ファンドの組成を主要業務とするアセットマネジメント事業(AM事業)に分かれている(下記の図表参照)。
親会社の倒産(民事再生)で子会社の処遇はどうなるのか。実はこれについてはほとんど情報がない。一部の関連会社の代表も状況を知らされていないとも聞かれる。関係者によれば、「1社は清算中で、ドッとあーる賃貸を手掛けるCREレジデンシャルとリーシング・マネジメントも債務超過で6月以降の資金繰りに余裕はない。すでに他社が管理物件のオーナーに接触しているとも聞く」という。
存続か、売却か、清算か。子会社の処遇によっては事業スキームが大きく変わることが予想され、ひいては本当に再生できるのかどうかを左右する結果にもつながるだろう。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら