地場通販会社のエバーライフ(福岡市中央区)。「皇潤」のTVCMを目にしない日はないほど、積極的な広告戦略を行っている。その同社の代表である鍋島邦洋氏の子息が日本最大の広告会社である電通に入社したという。エバーライフの広告代理店はかつては大広九州を主に使っていたが、今では電通主体となっている。まさか、鍋島社長が電通に子息の入社を頼み込んだということはないと思われるが、真偽は不明ながら業界では「エバーライフの年間広告出稿額の保証をしたようだ」という関係者もいる。
そろそろエバーライフの2010年3月期の決算数字が判明する時期である。株式公開も目指している同社の取材は今後も継続していくが、元同社幹部によれば「上場なんぞ出来るわけ無い」といろいろ内部事情を語ってくれた。また、消費者保護を謳っているある公的機関の関係者も同社の動向に注目している。今後も同社が売上を伸ばし、株式上場を果たすことができるのか注目したい。
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