5月20日、九州地域バイオクラスター推進協議会(熊本県上益城郡、事務局:財団法人くまもとテクノ産業財団)は西鉄グランドホテル(福岡市天神)で、2010年度通常総会とバイオベンチャーフォーラムを開催した。健康食品関連業者など関係者135人が参集した。
総会では冒頭、同協議会会長の小野友道氏が挨拶に立った。同氏は、昨年9月の政権交代にともないクラスター関連の予算が打ち切られたことに言及、予算打ち切りを残念としながらも、「補助金がなくなったので撤退するということは全く念頭にない」と力強く述べた。また「今後は委託費としての予算措置で運営する」と報告した。一方、来年からは成果が上がらない場合は予算はなくなってしまうとの危機感も示し、今年度は医療分野での新事業創出ならびに海外ネットワークの構築へ活動枠を広げることを宣言した。
さらに同総会において、1年越しで検討してきた「商品開発支援に係る支援事実の表示に関する規則(案)」について、同協議会支援の下に開発された商品に対して同協議会のロゴマークを付与することが承認された。
この後、九州経済産業局局長の橘高公久氏が登壇、来賓を代表して挨拶を行なった。同氏は、「バイオ分野に関心のない地域はない。わが九州としても安穏としていられない状況にある」とし、「ネットワークを広げて連携していく場合、いま少し具体的な切り口が必要かと思う」と課題を挙げた。
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