2議席をめぐり候補者7名が争う参院選・福岡選挙区について、取材に応じたみんなの党幹事長の江田憲司・衆議院議院は「現職のふたり(民主党・大久保勉氏、国民新党・吉村剛太郎氏)についてはよく知らないが、大変な混戦になると思う」とのコメントをした。同氏は福岡を「最重点地区」と述べており、同選挙へ相応の応援態勢で臨むことが予想される。なお、古川忠・福岡県議会議員(真政会)は、みんなの党の公認候補となる佐藤正夫・福岡県議会議員の選挙対策本部長を務めることを明らかにした。
他候補予定者の動きも本格化している。15日、自民党の公認候補である大家敏志・元福岡県議会議員(19日に辞職)は、福岡市、北九州市、久留米市の3カ所で事務所開きを行なった。福岡市の事務所には麻生太郎前首相がかけつけ、支持者の前で応援を呼びかけた。一方、民主党、社民党の推薦で立候補する予定の元大学教授・堤要氏(無所属)は、政治団体「ふくおか市民政治ネットワーク」からの推薦を獲得した。
現職の大久保氏、吉村氏については、参院解散後、福岡に常駐し、本格的な活動を行なっていくものと見られるが、ほとんどの候補予定者は街頭演説などを日々展開しており、PRに余念がない。現在のところ、6月24日に公示、7月11日投・開票との見通しがあるが、同選挙に伴う各候補予定者の動きが5月下旬から一段とヒートアップしていくことは間違いないだろう。
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