福岡県は那珂川と樋井川の「床上浸水対策特別緊急事業」による改修について、
福岡市と連携を強化し事業を進める。
同事業は昨年7月の豪雨により浸水被害を受けた那珂川と樋井川について、緊急的かつ集中的に河川整備を行なうため「床上浸水対策特別緊急事業」の採択を受け、概ね5年間という短期間で実施するもの。
このため県では4月1日から所管の福岡県土整備事務所と那珂県土整備事務所に専任の担当部署を設置している。
同事業を進めるには地元自治会や利水関係者ならびに井堰、橋梁および上下水道などの改築に伴う施設管理者との多岐にわたる協議調整を遅滞なく進める必要があるため、6月1日からは福岡市にも専任の担当部署を設置し今後は県と市がより連携を強化して円滑な事業の推進を図っていくとしている。
1.改修延長
那珂川 L=14.3km 灘の川橋(福岡市博多区、中央区)~橋本橋(那珂川町)
樋井川 L= 5.9km ふれあい橋(福岡市中央区、早良区)~駄ヶ原川合流点(福岡市城南区)
2.事業概要
【那珂川】
[全体事業費]
約136億円
[拡幅延長]
約2km
[掘削土量]
約47万m3
[護岸工延長]
約6km
[堰の改築]
4堰
[橋梁架替]
4橋
[橋梁補強]
5橋
【樋井川】
[全体事業費]
約36億円
[護岸補強延長]
約10km
[掘削土量]
約11万m3
[橋梁補強]
16橋
≪詳細・お問い合わせ≫
福岡県庁ホームページ 那珂川と樋井川の改修における連携強化!!
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