(財)福岡県農業振興推進機構が公募していた2010年度の「県産農林水産物輸出応援農商工連携ファンド」による助成金交付事業について、助成金の交付先が以下の通り決定した。
同ファンドは総額20億円のファンドを同推進機構が造成し、その運用益をもって農林漁業者と中小企業者の連携による輸出向けの新商品開発や技術開発、海外販路開拓などを支援し、さらなる輸出拡大を図ることを目的としている。
<助成金交付決定日>
2010年5月14日(月)
<助成金交付決定事業件数>
1件(応募件数 2件)
<交付決定された事業の概要>
[申請事業者(連携体代表者)]
筑前あさくら農業協同組合(朝倉市)
[連携体構成員(代表者以外)]
福岡農産物通商(株)
[事業計画名]
富有柿のフジコナカイガラムシ対策輸出用冷蔵新技術の確立
[事業期間]
3年
[事業概要]
富有柿の国内価格が低迷する一方、タイなど海外での日本での日本柿の人気が高く、新たな販路として期待されているが、フジコナカイガラムシの混入が輸出の大きな障壁となっている。
このため、果実品質に影響することなく、省力的にフジコナカイガラムシを100%死亡させる新技術を開発し、海外での販売動向調査および長距離輸送試験を実施することにより、柿の海外への販路開拓を行なう。
▼関連リンク
⇒福岡県農業振興推進機構
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