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特別取材

ネオ倶楽部 学生に特化したビジネスモデル(上)
特別取材
2010年5月28日 08:00

本社移転で組織を固める

(株)ネオ倶楽部 代表取締役社長 柳川 敏昭 氏

(株)ネオ倶楽部 代表取締役社長 柳川 敏昭 氏 福岡市の学生をメイン対象にした旅行業、アパレル事業、就職支援事業を営む(株)ネオ倶楽部。3月29日に本社を博多区中洲へ移転し、さらなる組織強化を目指している。同社が大学のサークルやクラブを対象に旅行や合宿の手配をし始めたのは、柳川敏昭社長の学生時代の経験に由来するという。同社のユニークなビジネスモデルについて、お話をうかがった。

(聞き手:柳 憲一郎)


<本社を中洲へ移転 意思疎通がスムーズに>

 ―3月29日、本社を博多区御供所町から中洲へと移転されました。

 柳川 今回の移転は、本社のスペースが手狭になったことが大きな理由です。以前のオフィスは40坪弱でした。社員数が増えてきたことに加え、アパレル事業と就職支援事業もワンフロアで行ないたいと思い、90坪のオフィスへと移ったのです。また、接客スペースを増やすことも目的でした。

 ―社員のコミュニケーションのためともうかがっております。

 柳川 設立当初、毎年1店舗ずつ増やそうという目標を掲げました。その結果、昨年の11月までに本社、アパレル事業部の営業所、就職支援事業部の営業所、西新、九大学研都市、熊本の6店舗になりました。ですが、店舗数が増えてくるとどうしても社としての意思疎通がうまくいかなくなってしまいました。細かい店をつくりすぎたのかもしれないですね。そこで、社としての意識統一のために、店舗を統合してワンフロアで仕事ができるようにしたのです。現在は、本社、西新、東京の3店舗になりました。

 ―社員が毎日顔を合わせることで、社内が活性化できるでしょう。

 柳川 異なる事業部の社員同士が顔を合わせることで、風通しは格段に良くなったと思います。また、皆さんから移転のお祝いでお花や観葉植物をいただき、オフィスが華やかになりました。光が差し込み緑がある社内というのはいいですね。

 ―リバレインの川向いで眺めもよく、本当に気持ちの良いオフィスになりましたね。

(つづく)

【文・構成:柳 茂嘉】

(株)ネオ倶楽部
所在地:福岡市博多区中洲5-6-24
設 立:2000年12月
資本金:1,000万円
年 商:(09/11)11億3,000万円

柳川 敏昭(やながわ としあき)氏
学生時代から旅行愛好会をつくり、自ら旅行を企画、運営していた。その経験から旅行会社へ入社し、独立を果たす。旅行事業は「オアシス」の名で学生に浸透している。これからはアパレル、就職支援に力を入れたい考え。


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