28日、(株)マツモト(本社:北九州市門司区、松本敬三郎社長)は、2009年6月10日に公表した業績予想を修正すると発表した。
■修正の理由
1.売上高
売上高のおよそ4分の3を占める学校アルバム部門において、少子化の進行による市場規模の縮小スピードが予想をはるかに上回り、さらに同業他社との熾烈な競争で販売価格が大幅に下落するなど、仕事量ベースではほぼ前期並みを確保したものの、学校アルバム部門の売上高は前回予想に比べ7,000万少ない19億9,000万円となる見込み。
一般商業印刷部門においては、新規顧客の開拓に努め1億円の売上増を達成したものの、印刷需要が低迷し発注量の低下となって既存客先への売上が減少したため、一般商業印刷部門の売上高は前回予想と比べ2,000万円増の7億6,000万円にとどまる見込み。学校アルバム部門の減少をすべてカバーするには至らないとしている。
2.営業利益および経常利益
売上高の減少のほか、製造原価において外注加工費などの増加による約1,000万円のコスト増や、販売管理費において新規顧客開拓に伴う営業費用の増加、貸倒懸念債権に対する引当金の計上などにより約2,000万円の費用増による減益要因が発生し、およそ8,000万円の減益となる見込み。
3.当期純利益
営業利益、経常利益の減益要因に加え、保有有価証券のうち時価が著しく下落し、その回復が認められないものについて2,600万円の有価証券評価損を計上したためとしている。
◇2010年4月期 通期 個別業績予想数値の修正
(09年5月1日~10年4月30日)
【売上高】
前回発表予想:28億円
今回修正予想:27億5,000万円
増減額:▲5,000万円
【営業利益】
前回発表予想:▲1億1,000万円
今回修正予想:▲1億9,000万円
増減額:▲8,000万円
【経常利益】
前回発表予想:▲1億円
今回修正予想:▲1億8,000万円
増減額:▲8,000万円
【当期純利益】
前回発表予想:▲1億3,000万円
今回修正予想:▲2億2,000万円
増減額:▲9,000万円
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