30日、福岡市博多区で歌舞伎役者を船で川を下り、興行前のお披露目をする「船乗り込み」が開催された。今回は、「六月博多座大歌舞伎」の出演者が乗船。キャナルシティ博多横の清流公園から博多リバレインまでの約800メートルを船で下った。
川沿いには多数の見物客が隙間もないほど詰めかけた。橋の上からまかれる紙吹雪のなかを、人間国宝・坂田藤十郎、中村吉右衛門ら人気役者が船に乗って登場。すると、「山城屋~っ」「播磨屋~っ」と、見物客は屋号を大声で叫び、盛大な拍手を送った。熱心なファンは、船を追いかけて川沿いを疾走し、何度も先回りをしていた。
「六月博多座大歌舞伎」は、博多座で6月2日から26日まで、昼の部(午前11時から)と夜の部(午後4時15分から)の1日2回に分けて公演される。昼の部は「増補双級巴(ぞうほふたつどもえ)石川五右衛門」など、夜の部は「鬼平犯科帳 大川の隠居」など、それぞれ違った演目を予定している。公演の詳細は、劇ナビFUKUOKAで紹介している。
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