20日、宮崎県西都市でも口蹄疫(こうていえき)の疑いのある牛が見つかった。これで口蹄疫の感染区域は、えびの市、西都市、川南町、都農(つの)町、高鍋町の2市4町となった。
西都市・口蹄疫対策本部によると、感染の疑いがある牛が見つかったのは、牛200頭を飼育している畜産農場。同日19時35分、家畜保健所の検査で感染の疑いが確認されたという。また、21日13時現在、西都市の他の農場における感染の疑いに関する情報はない。同市に避難していた宮崎ブランド牛の種牛6頭についても異常は無いという。ただし、再度、別の地域へ避難させる場合は、移動中に感染のリスクを伴う。
宮崎県は同日、川南町9カ所、都農町2カ所、高鍋町2カ所の計13カ所で口蹄疫の疑いがある家畜が見つかったことを公表していた。その時点の殺処分対象数は13万頭超。今回、西都市でも感染の疑いが出たことで、さらに被害が拡大する可能性は高い。
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