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水野博士、「発がんプロモーター抑制にヒュウガトウキが有用」花峰クラブの講演会で(上)
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2010年5月31日 10:44

花峰クラブが3回目の講演会

野元多津子会長 ロハスクラブ「花峰クラブ」(福岡市博多区、会長:野元多津子)は5月29日、福岡国際会議場において第3回目となる講演会を開催した。約80人の市民が来場、講演者の話に熱心に耳を傾けた。同クラブは、高千穂山系の厳しい自然のなかで自生する生薬「ヒュウガトウキ」(セリ科の植物)の良さと健康の大切さを広げるためにエレガントジャパン(福岡市博多区)が2年前に設立したボランティア団体。「食」を通じた健康の尊さや「日本の伝統・文化」を伝え広げている。ヒュウガトウキを食材にした食事会をはじめ、イベントや講演会などのさまざまなボランティア活動を行なっている。今回は医療法人敬天会東和病院副院長の水野修一医学博士を講師に迎え、「遅老延寿のススメ」と題し、発がんメカニズムに関する話にともない、ヒュウガトウキの優れた機能性について解説した。

「因縁果報」の教え

 冒頭、挨拶に立った花峰クラブの会長を務める野元多津子氏は、来場者に感謝の辞を述べた後、社員およびスタッフを来場者に紹介し、活動報告を行なった。
スタッフを紹介する野元会長 続いて水野修一医学博士が「遅老延寿のススメ」という演題で基調講演を行なった。「不老長寿」というのは理想であっても理論的には不可能なこと。なるべく老化を遅らせ、持って生まれたままの自分をなるべく維持して元気に生きるのが「遅老延寿」の考え方で、このことばは同氏の造語による。
 「そのためにも老化防止が必要」と呼びかける水野博士は、北九州の若松生まれ。小倉高校から九州大学医学部大学院を修了後、国立下関病院消化器科医長、国立小倉病院消化器科医長などを歴任した。81・82年には厚生省(当時)漢方療法研究班班長に着任。現在は、敬天会東和病院副院長で、和漢医薬学会名誉顧問、日本東洋医薬学会代議員などを兼務している。
 講演のなかで同氏は、大学時代に身に付けたカトリックの思想や仏教の教えを通じて会得した持論を展開し、「病は神が与えた試練」とする考えを前提に、仏教の世界でいう縁起説と医療科学の理論の相似性をわかりやすく説明した。
 「仏教の世界はすべてが縁起、医学界はすべてが因果論」と説く同氏。しかし1970年代以降、発がんのメカニズムが少しずつわかりはじめるにつれ、医学界においてもがんの研究は因果論だけでは済まないという壁にぶつかったという。そこで水野博士がたどり着いたのが仏教でいう「因縁果報」の教え。「縁とは原因を結果にするための条件で、医学の世界はここまで」と水野氏は言い切る。

発がんのメカニズム

水野修一博士 同氏はがんを誘発する原因として「発がんイニシエーター」と「発がんプロモーター」の2種類があるとする。「発がんイニシエーター」というのは遺伝子だと推測され、発がんの引き金ともいえる「発がんプロモーター」というのは、肺がんでいえば煙草、胃がんではピロリ菌などを指すと説明する。
 たとえば、肺がんのもっとも強力な発がんプロモーター(がんを誘発する原因)である喫煙習慣に関して、同氏は次のような興味深い事例を紹介した。要約すると、
 「ある夫婦がいた。ご主人はヘビースモーカーだったが大腸がんで亡くなった。奥さんはその後肺がんにかかってしまった。煙草を吸わない奥さんがなぜ肺がんにかかってご主人が大腸がんで亡くなったのか、因果論だけでは説明がつかない。しかしおそらく奥さんは肺がんのイニシエーションを持っていたが、ご主人は肺がんのイニシエーションを持っていなかったのだろうと推測できる。奥さんは煙草は吸わなかったものの、(副流煙などにより)奥さんのイニシエーターが働いて肺がんを誘発したものと考えられる。ご主人は大腸がんのイニシエーターを持っていたのだろう」
 以上から同氏はがんの抑制方法について言及、イニシエーションを除く治療というのは現代医学では不可能だとし、「発がん予防のためには、発がんプロモーターの除去か、抑制物質を摂取するかになると思う」と述べた。また、「良き縁は集めなさい、悪しき縁は捨てなさい」という釈迦の教えが理に叶っているとも付け加えた。
 最後に、ヒュウガトウキの主要成分「YN-1」の働きに触れ、「血小板凝固抑制作用」「NK細胞の活性化」「発がんプロモータ抑制作用」「中性脂肪抑制作用」「血糖抑制作用」――などが確認されていると報告した。
 特に、血糖抑制作用が認められるのはドイツで医薬品として認められている「フラギンコ(イチョウ葉エキス)とヒュウガトウキの2つだけ」と強調した。

(つづく)

【田代 宏】

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