鳩山首相の「辞任」が視野に入りはじめた。米軍普天間飛行場の移設問題で迷走し、各種世論調査で軒並み10%台の政権支持率となったことを受けて、党内外から首相の辞任を求める声が噴出している。
民主党は31日、役員会で小沢幹事長と輿石参院議員会長に対応を一任。小沢氏らは一両日中に首相と会談するとしているが、辞任は避けられそうもない。
ある民主党衆院議員は、「赤松農相の不信任決議、東祥三衆院経済産業委員長の解任決議案に対応するだけで国会審議が停滞している。これから、内閣不信任案の提出などで野党側が攻勢を強めてくる。(民主党が300議席を有する)衆院でさえ、この有り様だ。参議院は国会運営も選挙ももたない」とした上で、「(首相は)辞めるしかない。これでは戦えないと分かっていて(選挙に)突っ込むことは有権者無視につながる。ここ2~3日内に何か起こる」と語った。
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